「メルカリ」で中古車を売買できる? メリットや取引時の注意点

schedule2022年7月19日

テレビCMでもお馴染みの大手フリマサイト「メルカリ」ですが、洋服や家電などさまざまな種類のものを出品し、個人で取引することができます。
そんな「メルカリ」では、自動車の売買を行うことまでできてしまうことをご存知でしょうか?

「メルカリ」事務局のスタッフが24時間365日、出品物のチェックをしっかりと行っていて、万が一のトラブルの際にも取引に介入してサポートしてくれるため、安心して利用することができます。

今回は、「メルカリ」で中古車の個人売買することについての特徴やメリット、注意点などをご紹介していきます。

 

◇「メルカリ」では2016年5月から中古車売買が可能に

「メルカリ」では2016年5月から中古車売買が可能に
「メルカリ」で自動車の取り扱いが始まったのは2016年5月からで、「中古車販売店よりも安く購入できる」などと評判になりました。
出品されている台数や種類も多く、あまり見かけない珍しい自動車が出品されていることがあるため、掘り出し物を見つけられる可能性もあります。

出品方法は「かんたん出品」という項目で、スマートフォンで自動車の写真を撮り、車体の情報を入力するだけで簡単にできるのです。
ユーザー同士が直接取引をして売買が進められるため、導入当時は購入トラブルが目立っていましたが、2019年6月より、「メルカリあんしん自動車保証」と「車検証2次元コード出品」の機能を実装し、現在では安心して取引しやすくなっています。

 

◇「メルカリあんしん自動車保証」とは?

出品時に特定の条件を満たしている自動車には「メルカリあんしん自動車保証」が付きます。
取引完了後3ヶ月の間、エンジンや動力などの主要部分の修理をメルカリが無料で保証してくれるというものです。

保証対象車両の条件は下記の通りです。

・国産車
・年式が10年以内
・走行距離が10万km以内
・車検証が有効期限内
・車両の動作チェック済みである

 

◇「車検証2次元コード出品」機能とは?

「車検証2次元コード出品機能」は、車検証の2次元コード(QRコード)に、スマートフォンのカメラをかざすだけで、自動車の車種やメーカー名、車検証の有効期限などの商品情報が自動入力される機能です。
車種や車検証の有効期限などを手入力せずに出品できるようになったことで、出品者が手間をかけず、スムーズに出品できるようになりました。

この他にも、自動車輸送会社と連携していて、「車両の輸送+名義変更代行」ができるなど、自動車売買のリスクや手間を減らすサービスを導入しています。

 

◇中古車売買を「メルカリ」で行うメリット

「メルカリ」で自動車を売買することのメリットについて解説します。

・ユーザー数が多くマッチングしやすい
「メルカリ」は圧倒的なユーザー数を誇り、巨大なマーケットになっています。
そのため出品者も購入者も非常に多く、利用者数はサービス開始以降増え続け、中古車のニーズも一定数あり購入者は選択肢が多く、出品者も多くのユーザーから目にしてもらえ、売却の機会が増えます。

・仲介手数料が格安
「メルカリ」は、出品時も購入時も手数料はかかりません。
取引が成立した場合は、販売価格から10%が販売手数料として販売者から引かれることになりますが、販売価格を自身で設定できるため、販売手数料分を考慮した価格に設定することができます。
そのため中古車販売業者などであらかじめ決められている仲介手数料を支払わなくて済みます。

・決済手段が豊富
「メルカリ」ではさまざまな購入決済方法を選ぶことができます。
クレジットカードの利用ができる他、キャリア決済、コンビニ払いや、電子マネーのメルペイの利用も可能です。
自身が「メルカリ」で売り上げたお金を使って購入することもできるため、日ごろから「メルカリ」を利用している人は現金を使わずに自動車を購入できることもあります。

 

◇中古車売買をメルカリで行うデメリット

上述のように自動車売買のサービスが充実し、システムの改良を重ねてきた「メルカリ」ですが、それでも注意した方が良い点やデメリットも少なからず存在します。

・マナーの良くない出品者、購入者がいる
「メルカリ」はスマートフォン1台で手軽に利用できるという点から、自動車のような高額商品でも軽い気持ちで売買してしまう人もいます。
相手の表情や声が見えないやりとりになるため、双方の価値観や感覚に差があるとトラブルが起きやすくなります。
中にはあまり知識のない購入者をはじめから騙そうとする悪質な出品者もいるため、注意が必要です。

・販売価格と実費の差が生じる
「メルカリ」では「自動車の本体」に価格がつけられ出品されているため、販売価格以外の費用が含まれていません。
例えば、自動車の輸送費、税金、法定費用、名義変更手数料などで、これには大きな金額の上乗せが必要となることもあるため、あとで「こんな大きな金額になると思わなかった」とならないように気を付けなければなりません。

・基本的に現物の確認が直接できない
「メルカリ」で自動車を購入する場合は、基本的には現物を確認することができません。
確認できるのは、アプリ上に掲載された写真と、商品の状態の出品者側の判定、商品説明欄の文章のみで、それだけを見て購入の判断をしなければなりません。

写真や状態、説明文を確認して自身の感覚とマッチした自動車だと決めて購入しても、実際に届いた自動車が内容と大きく違っていたというトラブルも存在します。
出品者と購入者で、現車確認を設けた場合は直接確認することができますが、遠方の取引だと難しい場合が多いでしょう。
また、現車確認をした場合でも直接取引は禁止されているため、「メルカリ」を通した手続きをして下さい。

 

◇実際に起こり得るトラブルの具体的な内容

・販売価格に関するトラブル
デメリットでお話ししたように、「メルカリ」の自動車売買では販売価格のトラブルが起こり得ます。
まず、「自動車税」は売り手が自身の都道府県以外の購入者に販売した場合、出品者には月割で戻り、購入者が負担することになるので、金額を計算に入れる必要があります。
税金は他にも「消費税」「自動車重量税」がかかる点にも注意しましょう。
また、輸送費の負担をどちらがするかなども事前に決めておかなければ、どちらかにとって想定外の負担が発生してしまうことになります。

・車の状態や説明違いによるトラブル
自動車の売買は大きな金額での取引となるため、購入後に届いた車の状態が写真や説明と異なる場合はトラブルに発展しやすいです。
特に車の状態で、傷や凹み、修理跡、内装などはアプリ上に掲載された写真だけで判断しなければならないため、自動車が届いてから問題になることがあります。

ただ、写真だけでは確認しづらく問題になりやすいことから、トラブルを回避するために「メルカリ」の運営側は出品者に対してガイドラインの遵守を促しています。
車体全体が確認できる写真、傷や修復した箇所があればわかりやすく撮影して載せるようにとしています。
また、商品情報もメーカーや車種はもちろん、色やグレード、塗装など、これらを詳しく記載するように呼びかけています。

しかし、出品者側が素人であることが多く、うっかり記載漏れや本人も分からなかった傷や不具合がある可能性も考慮し、「メルカリ」の返品規定によって返品可能な場合もあります。
素人では確認しきれないこともあるので、出品者も購入者もその点についてよく理解しておく必要があります。
全ての出品者がガイドラインを守ることができている保証はないので、なるべく細かく納得がいくまで質問をしてから購入するのが良いでしょう。

・取引後の名義変更に関するトラブル
中古車を購入する場合、どこで購入するにしても、名義変更の手続きが必要です。
名義変更は必要書類を各種用意した上で、陸運支局に出向いて申請を行わなければなりませんが、「メルカリ」の売買では「必要書類が届かない」「対応が遅い」などというトラブルが起こり得ます。
特に出品者が必要書類を紛失していた場合は再発行に時間がかかるため、取引後の手続きについても事前に話し合っておきましょう。

 

◇リスクをしっかりと理解して慎重な取引を!

リスクをしっかりと理解して慎重な取引を
 

「メルカリ」を利用した商品の取引は手軽に感じると思いますが、自動車の取引は大きな金額になるため、トラブルが大きくなる可能性もあります。
安く購入できることは魅力的ですが、出品者も購入者も素人であることがほとんどですので、できる限りトラブルなく自動車を購入したい場合は中古車販売店で購入を検討した方が良いでしょう。

「メルカリ」での中古車売買は通常の販売業者から購入するより大きなメリットがある反面、それとは異なるデメリットもあるため、リスクもしっかり理解して慎重に見極めて購入を検討してくださいね!