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schedule2022年8月9日中古車を購入する前に、試乗をするべきか迷う方もいるでしょう。
試乗せずに中古車を購入してしまうと、不備があったり、すぐに故障したり、トラブルが起こる可能性が高まります。
そこで今回は、試乗する際に見るべきポイント、試乗ができない場合に確認すべきポイントなどをご紹介します。
目次
◇中古車は購入前に試乗した方がいい理由は?
中古車を購入する前に試乗した方がいい理由は、まず車の外装・内装は自分の好みか、車の状態などを把握するためです。
ネットの画像を見て購入する方もいますが、画像と実物は異なる場合もあるため注意しましょう。
画像だけで判断するよりも、実際に運転席に乗り、エンジンの様子やアクセル・ブレーキペダルを確かめれば、その車の安全性も把握できます。
可能な限り万全な状態で納車するためにも、購入の前に試乗し、不安な箇所がないか確認しましょう。
◇中古車の試乗ができないケースも
中古車を購入する前には必ず試乗することをおすすめしますが、販売店の中には「車検切れ」「自賠責保険の期間切れ」などの理由で試乗できないケースもあります。
法律で定められているとおり車検が切れている中古車は試乗できません。しかし試乗コースを併設している販売店では試乗が可能です。
コースがあれば試乗できる可能性があるため、販売店へ確認してみましょう。
また試乗できないパターンとして、自賠責保険の期間が切れているという理由が挙げられます。公道で車を走行させるには自賠責保険の加入が必須なため、保険が切れている場合は試乗できません。
ほとんどの中古車は元々公道を走っていたため、自賠責保険に加入しているケースが多いのですが、在庫品として長く保管されていると保険期間が満了になっている可能性もあります。
お気に入りの中古車を見つけたら、まずは販売店へ問い合わせをして試乗できるか確認しましょう。
◇中古車を試乗する際に必要なもの
中古車を試乗する際に必要なものは「運転免許」「眼鏡や動きやすい服装」「保険証」の3つです。初めて試乗する方は参考にしてください。
1.運転免許
公道で車を運転するには運転免許が必要です。
普段から運転の機会が少ない方は、免許証を忘れがちになりやすいため注意しましょう。
もし免許証を忘れた場合でも販売店のスタッフが代わりに運転するため、試乗の体験自体は可能です。しかし、運転のフィーリングは人それぞれ異なります。
ご自身にあった車を見つけるためにも、免許証を忘れた場合は一度キャンセルし、後日改めて出向くのが良いでしょう。
2.眼鏡や動きやすい服装
運転に必要な視力がない方は、コンタクトレンズやメガネを用意しましょう。
また、サンダルやヒールなど、かかとが安定しない靴を履いて運転した場合、「安全運転義務違反」として検挙される可能性がゼロではありません。
スニーカーやゆったりした服装を着用し、運転しやすい服装で試乗しましょう。
3.保険証
中古車は任意保険に加入していないことが多いため、試乗時の万が一の事故に備えて「任意保険証」の持参を求められる場合があります。
試乗中に事故を起こせば、販売店もしくは運転手が自賠責保険でカバーできない分を負担することになりますが、運転手の任意保険を利用できれば、両者の負担が軽減します。
任意保険証の対応は販売店によって異なるため、試乗する前に一度確認しましょう。
◇中古車を試乗する際の流れ
まず、気になる中古車を見つけたら、販売店へ問い合わせをし、試乗予約をしましょう。
試乗予約をせずに販売店へ訪れる方もいますが、お店側は試乗する前に車のメンテナンスや準備が必要です。
いきなりお店を訪れても試乗できない可能性が高いため、あらかじめ試乗予約しておきましょう。
予約ができたら時間に遅れないように販売店を訪問し、試乗する際の注意事項や申込書の記入などを行います。
必要な手続きが終われば実際に車を15分ほど試乗できます。その車が気に入ったのであれば見積書を依頼しましょう。
◇中古車を試乗する際に確認したいポイント
初めて試乗する方は、試乗して何を確認すればいいか分からないのではないでしょうか?
ここでは、試乗する際に見ておきたいポイントを5つ紹介します。
1.エンジン
エンジンは車の部品の中でも主要な部分なため、試乗する際に必ず確認しておきましょう。
確認する項目は、「エンジンがスムーズにかかるか」「走行中に妙な音がしないか」「滑らかに回転し加速するか」などです。
走行中に「カラカラ」「ゴロゴロ」と異音が鳴る場合は、エンジンに不調がある可能性が高いため、注意しましょう。
2.マフラーの煙
マフラーから出る煙も注意しておきましょう。
多少の黒煙が出ている程度であれば問題ありませんが、多量の白い煙が出たり、焼けるような臭いが出ていたりする場合は、エンジンの不調が考えられます。
冬場にマフラーから出る水蒸気は白煙に見えることもあるため多くの場合は問題ありません。
オイルが焦げたような異臭がすれば注意しましょう。
3.走行性能
アクセルとブレーキも確認すべきポイントです。「アクセルペダルを踏むとスムーズに加速するか」「ブレーキはすぐに反応して減速するか」確認しましょう。
アクセルペダルを踏んでも音だけ大きく鳴り、加速しなければ良い状態とはいえません。
ブレーキペダルもすぐに反応して減速しなければ、交通事故のリスクが高まります。
車を運転していて、ペダルを踏んだ時の感触がいまいちであれば注意しましょう。
4.ボディの傷や内装の汚れ
エンジンやマフラーの他にも、車の外装や内装が綺麗か確認しましょう。
太陽の下だと光が反射し見えにくいことがあるため、日陰に移動して外装を確認してください。
また車内の汚れや臭いも確認し、小物入れや収納スペースが自分のライフスタイルに合った広さなのかも確認しておきましょう。
5.乗り心地の良さ
車の乗り心地や走行中のフィーリングは人によって異なります。
自分に合った車を見つけるためにも、実際に車を運転したりシートに座ったりして確かめてみましょう。
例えば、「ロードノイズが激しくないか」「運転中の視野ははっきりしているか」「シートは自分好みの硬さか」など、ご自身にとって乗り心地がいいと思う車を選んでください。
◇試乗できない場合に確認すべきポイント
中古車によっては、車検切れや自賠責保険の未加入などの理由から試乗できないこともあります。
試乗できない場合に確認すべきポイントは「エンジンをかける」「内装・外装のチェック」「記録簿の確認」の3つです。
1.エンジンをかけてみる
スタッフに確認し、エンジンをかけてみましょう。
状態が良いエンジンはセルモーターが勢いよく回り、すぐにエンジンがかかります。
逆にエンジンをかけてから時間がかかるようであれば、バッテリーが消耗している可能性があるため良いエンジンとは言えません。
エンジンだけでなく、ワイパーやウィンカー、ライトなど稼働できるものは全て動かして正常に動作するか確認しましょう。
2.内装・外装を目視でチェック
試乗できる、できないに関わらず、車の外装や内装は目視でチェックしましょう。
シートはスムーズに動くか、外装やホイールに傷や凹みがないか、トランクのスペースは十分あるかなど、たとえ修復歴がない場合であっても、自分の目で見て確かめてください。
購入した後に不備が見つかったとしても手遅れになるパターンが多いため注意しましょう。
3.記録簿の確認
「記録簿」とは、12ヶ月、24ヶ月の法定点検の記録やオイル交換の回数、頻度などが記録されているものです。
記録簿を見れば、部品を交換した時期やメンテナンスの状態などがわかるため、その車の状態を把握できます。
中には記録簿がない中古車もありますが、問題点を隠すために意図的に破棄された可能性もあるため、記録簿がない中古車はできるだけ避けましょう。
◇中古車はまず実際に目で見て試乗してみよう
中古車を試乗する理由や試乗の流れ、試乗する際の確認すべきポイントをご紹介しました。
満足のいく中古車を購入するためにも、画像だけを見て判断するのではなく、実際に目で見て気になる中古車を試乗してみましょう!