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schedule2021年10月11日中古車は、新車に比べて低価格で購入できるのがメリットの一つです。
新車ではなかなか手が出せなかった自動車がお得な価格で手に入ることがあり、選択肢も豊富で思わぬ掘り出し物が見つかることも。
中古車選びの基準は人それぞれですが、やはり「お気に入りの車種でできるだけ状態が良いものをなるべく安く手に入れたい!」と考える方は多く、ちょっとしたコツをおさえておけばよりお得な価格で購入できることがあります。
そこで今回は、中古車を安く買うためのポイントや注意点について解説しますので、中古車選びの参考にしてみてくださいね。
目次
◇中古車を安く購入できる? お得な2つのコツ
まずは、中古車をお得な価格で手に入れるために以下の2つのポイントをおさえておきましょう。これらを知っているかどうかで購入価格に差が出ることがあります。
1.中古車が「安くなりやすい時期」がある!
中古車の価格は、実は時期によって安くなりやすい時期となりにくい時期があり、最も値段が下がる傾向にあるのは「4〜5月の春先」です。
その理由としては、1~3月上旬ごろは就職や進学といった新生活に向けて自動車を購入・売却する方が多く、さらに企業の年度末にあたる時期でもあるので法人名義での購入が増えて中古車業者にとっては販売ピークとなります。
4~5月ごろになると販売ピークが落ち着いて、売れ残った車と売却された車で在庫も増えてくるため価格が下がりやすくなるのです。
また、次点では「3月と9月の決算期」は中古車業者も一台でも多く車を売ろうとして値下げされることがあります。ただし、3月上旬ごろまでは販売ピークが続いているため決算期に購入するならば中旬〜下旬がよいでしょう。
2.中古車購入にかかる「諸費用を見直す」!
中古車の購入にかかる費用は、車の本体価格以外にも様々な諸費用がかかっています。
主に法定費用をはじめ、各種手続きの代行手数料、納品前の整備にかかる費用やクリーニング代といったものが挙げられますが、法定費用以外の諸費用であれば中古車販売店との交渉次第で安くしてもらえる可能性があります。
例えば、自動車の納車時は自分で販売店へ引き取りに行くことで納車費用をカットしてもらうなど、見積書をしっかりと確認して余計なコストがかかっていないかどうかを含めて抑えられるところがないか、一度チェックしてみることが大切です。
また、中古車の見積もりを一つの販売店だけでなく複数の業者に依頼して比較してみるのも安く購入するポイントです。
◇中古車を安く購入するための5大チェックポイント
中古車は、同じ車種であっても状態の違いによって全く同じだという車は存在せず、年式やボディカラー、走行距離などで価格が大きく変わります。
ここでは上記の2つのコツを踏まえて、中古車をより安く購入するためにチェックしたい「5つのポイント」について解説していきます。
1.年式
中古車は「年式」が古いものほど価格が下がりやすくなります。
一般的に5〜7年ほどの周期で行われる「モデルチェンジ」によって自動車の性能や装備が向上・一新することで旧型モデルの価格が下がり、特に安く購入しやすくなります。
しかし、新型車の人気がそれほど振るわなかった場合や、旧型モデルでも人気が高い車種の場合はなかなか価格が下がらないこともありますので、モデルチェンジ後の相場の動向をよく見ておきましょう。
なかには、それほど古くない旧型モデルがお得な価格で手に入ることがあります。
2.ボディカラー
自動車の「ボディカラー」によっても中古車の価格が大きく変わります。
特にモノトーンカラーは人気が高く、中古車であっても高値で販売されている傾向にあり、人気のないカラーと比べて50万円以上も値段に差がつく場合もあります。
そのため、比較的人気のないボディカラーであれば状態の良い車でも安く購入できる可能性がありますので、お好みのカラーがあればお得な価格で手に入れることができます。
3.走行距離
中古車は「走行距離」が長い車ほど価格が安くなります。
走行距離が長い車は短い車に比べて、各部品が消耗し故障のリスクも高まるためですが、キチンとした点検・整備が行われてきた車であれば走行距離が長くても状態が良い場合があります。
反対に、走行距離が短くてもメンテナンスが十分でなければ状態が悪い場合がありますので注意が必要です。
このように車の走行距離だけで状態を判断されるのではなく、点検・整備状況といったこれまでの扱われ方によっても価格が変わってきます。
一般的に5万km・10万kmを目安として値段が下がっていきますので、お得な価格で状態の良い車を見つけることも可能です。
4.燃費・優遇税制
新車と同じく中古車も「低燃費」の車は価格が高くなる傾向にあります。
中古車の購入後の維持費を考えると、少しでも「燃費」の良い車を検討する方は多くいらっしゃいますが、実はガソリン代を含めて考えても「低燃費車にかかる購入費用と維持費」よりもコストが実質お得な車はたくさんあります。
一方、EV車等のエコカーなら、中古車であっても一定の基準を満たせば、「CEV(クリーンエネルギー自動車)補助金」で最大42万円の補助があったり、「自動車重量税のエコカー減税」、「自動車税のグリーン化特例」、「環境性能割の税額」等が適用され、凄くお得になることも多いです。
低燃費車だからといって必ずしも安く抑えられるわけではありませんが、税金面での優遇や購入後の維持費等を含めてトータルコストが低い車を検討してみるとよいでしょう。
5.グレード・オプション
中古車は「グレード・オプション」によっても価格が大きく変わってきます。
一般的にグレードが高い車は中古車でも高値で販売されており、オプション装備も中古車の場合は後付けが難しいため、本革シートやサンルーフといった純正のオプションが備わっているほど価格が高くなる傾向にあります。
なかには、これらのオプションが取り付けられているかどうかで数十万円の差がつくことも。
また、カーナビなど性能が年々進化していくものについては、オプションで備わっているナビよりも、あとから自分で別途購入した方が安く済む場合もあります。
◇「安さ」ばかりに注目するのはトラブルの元? 中古車を購入する際の注意点
中古車は新車に比べて低価格なのが魅力であり、購入する際はできるだけお得な価格で手に入れたいものです。
しかし、「安さ」ばかりに気をとられると状態が悪いものを購入してしまったり、すぐに故障してしまったりと後々思わぬ出費がかさんでしまったというケースもみられますので、値段だけで判断せず慎重に状態を確認しながら選んでいくことが重要です。
・購入前に必ず試乗して状態を確認する
車の試乗は購入前に必ず行って、エンジンのかかり具合やエンジン音、内装・外装やタイヤの傷・損傷の程度、ブレーキやウィンカー、ワイパーといった電装系、ナビやエアコン、オーディオなどの車内装備の動作状況に異常がないかどうか入念にチェックしてください。
事前に試乗して状態をよく確認することで、購入後に不備・故障が見つかって思わぬ出費がかかるのを防ぐことができます。
・修復歴のある車や水没車は購入を避ける
修復歴のある車や水没車は安く購入することができますが、事故や修理で耐久性が下がっていることが多いため故障のリスクも高く、一見問題なくお得に見えてもあとからトラブルに繋がる可能性があります。
結果的に修理代が高くついてしまったということも有り得ますので、中古車選びの際はこのような車は避けて販売店にもきちんと確認しておきましょう。
◇中古車選びは自分の目で見て、安くて良い車を手に入れよう!
中古車をお得な価格で手に入れるためには、今回ご紹介した購入時期や諸費用を見直すといったポイントのほかに、年式やボディカラー、走行距離などの基本的な事項について一つ一つ丁寧に検討して選んでいくのが成功への近道です。
また、「安さ」ばかりに気をとられて購入してしまうのはリスクも高いため、ある程度予算と相談しながら状態が良い車を慎重に見極める必要があります。
そのため中古車購入の際は、まずは複数の販売店へ足を運んでアフターサービスや保証の有無なども比較し、信頼の置ける店舗で自分の目で見て現車をよく確認することを心がけましょう。