実家や友人の車、カーシェアを使うときにはどんな自動車保険をつける?

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schedule2022年2月28日
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◇ 実家や友人の車を借りるなら、1日単位で入れる自動車保険が安心!

↑事故が起きたらすぐに警察と保険会社に連絡をしましょう!

友人や知人の車を借りる時、その車の自動車保険が本人限定や家族限定となっている場合には、保険を使うような事故が発生しても自動車保険の対象外となるので諸々の補償を受けることができません。

通常、自動車保険は、保険適用となるドライバーを①「限定なし」(友人知人、親族含めたすべての人)、②「家族限定」(同居の6親等以内親族と別居の未婚の子ども)、③「夫婦(配偶者)限定」そして、③被保険者本人のみを対象とする「本人限定」の4つに分けています。

それぞれの保険料は「限定なし」がもっとも高額で「本人限定」に向かって低額になっていきます。(保険会社によっては取り扱っていない限定特約もあります)また、「限定なし」であっても26歳以上、35歳以上など年齢条件が合わない場合も保険金支払いの対象になりません。

借りた車で事故が発生して保険が適用される場合でも、その保険を使うと、ほとんどの場合に等級が下がります。等級が下がる=保険料が大幅に上がる(最大6年間)ことになるため、車のオーナーに対しては今後の保険料増額分以上の謝礼を支払うべきでしょう。大きな修理になる場合は補修によって価値が下がる分も補填するのが常識です。

なお、自動車保険(任意保険)ではなく、すべての車が加入している自賠責保険(強制保険)においては、治療費や慰謝料死亡や後遺症などに対して保険金が支払われますが、車の修理代やドライバー本人のケガや死亡に対する保険金は対象外です。

そこで、別居の家族や他人の車など他人名義の車を借りる場合には、ぜひ加入しておきたいのが「1DAY保険」(三井住友海上)、「ちょいのり保険」(東京海上日動保険)などの1日(24時間)単位で入れる自動車保険です。

保険料は補償内容によって各商品で違いますが、一番安いタイプは各社いずれも1日800円(乗るピタ!(損保ジャパン)のみ12時間800円、24時間1000円)となっています。ほとんどが対人・対物無制限となっており、補償プランによっては車両保険も付帯可能です。

https://www.choinori-jidousya.jp/check.html 東京海上日動「ちょい乗り保険」の紹介サイトより引用

 

◇ 1日自動車保険を使えない車とは?

↑ほとんどの1日自動車保険はコンビニの端末で加入できる。

1日自動車保険に加入できる車には、様々な条件があります。条件に合致しない場合は保険に加入することはできません。1日自動車保険に加入できない車を以下にご紹介します。

(1).「わナンバー」のレンタカーやカーシェアリング

・1日自動車保険は、個人間での車の貸し借りが対象となるため「わナンバー」のレンタカーやカーシェアリングは対象外。(Anycaなど個人間カーシェアの車は対象)

(2).本人名義の車

・本人名義の車は1日自動車保険に加入することはできません。なお、配偶者名義の車も同様に対象外です。(親子ならOK)もちろん、車検切れの車や登録を抹消した車(廃車)なども同様に対象外です。

(3).一部の超高級車やスポーツカーなど

・個人所有の自家用車でも海外メーカーの超高級車やスポーツカーなども対象外となる場合があります。どこの保険会社も対象外となる車はほぼ同じで、NSX、アストンマーティン、フェラーリ、センチュリー、ロールスロイス、マセラティ、ランボルギーニ等の超高級車には1日自動車保険に加入することはできません。

主な車をご紹介しましたが、これら以外にも保険会社によって1日自動車保険をつけられない場合があります。必ず確認しておきましょう。

 

◇ レンタカーにも使える、「他車運転特約とは?」

借りた車に対する自動車保険ですが、1日タイプの保険に加入する以外にもう一つ方法があるのをご存知でしょうか?
それは「他車運転特約」「他車運転危険担保特約」と呼ばれる特約で、自分や家族の車に自動車保険をつけている場合は、これらの特約を使える場合があります。

なお、特約とはいっても現在の自動車保険には、ほぼ全てに「他車運転特約」やそれに準ずる特約が自動的に付帯されています(例外あり、要確認)

対象となる車種は、「自家用8車種」と言われるもので、すべて「自家用」で、普通乗用車、小型乗用車、軽四輪乗用車、小型貨物車、軽四輪貨物車、普通貨物車(最大積載量2トン以下)、キャンピングカー(特種用途自動車)の8車種となります。

自分か同居の家族が自動車を所有していて、自動車保険に加入していることが条件ですが、借りた車の運転中に発生した損害を補償することができる場合があります。

他人の車で事故を起こしても、自分の車の自動車保険が使え、対人、対物、自損事故が標準的な補償内容となります。保険会社によっては借りていた自動車に車両保険がついていれば、車両保険も補償してくれるところもあります。諸々の条件があるので契約している保険会社に確認を取ることをお勧めします。

また、この特約のメリットは、同居の家族が運転していた場合も補償してくれるところです。

例えば「息子が友人の自動車を運転して事故を起こして損害が発生したという場合」など、父親名義の車で加入している自動車保険を使うことができます。追加の保険料を払う必要もありません。

ただし、借りた車の損害賠償にこの特約を使うことは、自分の車で保険を使ったのと同じ状態となるため、次回更新時の等級は下がり、次回更新時の保険料が高くなることは知っておきましょう。

特別な手続きは不要ですが、保険契約時に契約内容をよく読んで対象となる車や事故内容などについて正しく理解しておくことをおすすめします。